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WordPress子テーマの作成と使い方、親テーマのアプデに影響されない
- 公開日:2024/11/20
- 最終更新日:
- Wordpress

子テーマは、親テーマの機能を引き継ぎつつ、カスタマイズを加えるための非常に便利な方法です。以下にその手順を説明します。
1. 子テーマの作成
まずはフォルダの作成をしてください。
フォルダの作成
FTPやファイルマネージャーを使用して、wp-content/themes/
フォルダ内に新しいフォルダを作成します。例えば、「my-child-theme」と名付けます。
スタイルシートの作成
style.css
ファイルを作成し、以下のような情報を記入します。これはテーマ情報ヘッダーです:
/*
Theme Name: My Child Theme
Template: parent-theme-folder-name
Version: 1.0.0
Description: This is a child theme for Parent Theme.
Author: Your Name
Author URI: Your Website URL
*/
Theme Nameは子テーマの名前です。
Templateは親テーマのフォルダ名です。
必要に応じてfunctions.php
の作成
親テーマのスタイルシートを読み込ませるために、functions.php
ファイルを作成します。親テーマのスタイルをインポートするコードを追加します:
<?php
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'my_child_theme_enqueue_styles' );
function my_child_theme_enqueue_styles() {
$parent_style = 'parent-style'; // parent theme stylesheet handle
wp_enqueue_style( $parent_style, get_template_directory_uri() . '/style.css' );
wp_enqueue_style( 'child-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css', array( $parent_style ) );
}
?>
parent-styleは親テーマのスタイルシートのハンドル名です。通常これが標準ですが、親テーマによって異なる場合があります。
child-styleは子テーマのスタイルシートのハンドル名です。
2. 子テーマの有効化
WordPress管理画面から「外観」 > 「テーマ」を選択します。
作成した子テーマがリストに表示されるので、それを選択して「有効化」をクリックします。
3. カスタマイズ
style.css
に親テーマを上書きしたいスタイルを追加します。例えば:
.entry-title {
color: red;
}
親テーマのテンプレートファイルをオーバーライドしたい場合、子テーマフォルダに同じ名前でファイルを作成し、内容を変更します。例えば、「header.php」や「footer.php」などをカスタマイズすることができます。
functions.php
にカスタム関数やフィルター、アクションを追加して、機能を拡張または変更します。
重要なポイント
- 親テーマのアップデート:親テーマをアップデートしても、子テーマに施した変更は影響を受けません。ただし、親テーマの構造が大幅に変更されると、子テーマの動作に問題が生じることがあります。
- 子テーマのバックアップ:子テーマのカスタマイズが進むと、バックアップを取ることが重要です。テーマフォルダ全体のバックアップを定期的に行いましょう。
- テーマのフォルダ名:子テーマのフォルダ名と
style.css
のTemplate
フィールドの値が一致しているか確認してください。間違えると子テーマが正しく機能しません。
子テーマを使用することで、コードの保守が容易になり、親テーマのアップデートに対応しながら独自のカスタマイズを維持することができます。

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